春は肌の"ゆらぎ"にご用心
2018.04.01

普段通りお手入れをしているのに、肌の不調を感じやすい春。それは肌からの注意信号です。
上手にゆらぎに対処して美肌を保ちましょう。
刻々と変化する環境が春肌を不安定に

春になると感じる肌の不調、いわゆる"ゆらぎ"は、この季節ならではの肌環境が大きく関係しています。そもそも過酷な冬を過ごしてきた肌はターンオーバーが乱れ、角層コンディションが低下気味。肌が本来持つバリア機能や保湿機能も低下しがちです。そこに春先の寒暖差や急激に強くなった紫外線が追い打ちをかけ、乾燥やくすみ、肌荒れなどをお越しやすくなるのです。また皮脂分泌が増えてべたついた肌に、春風に乗って飛んできたホコリや花粉などが付着すると、バリア機能が低下した肌にとっては刺激となり、赤みが出たりかゆみを感じることもあります。ゆらぎやすい春は、角層コンディションを整えるようなケアを心がけましょう。
春の肌に起こりがちなトラブル
古い角層が肥厚してくすみ肌に
ターンオーバーが乱れて肌表面に古い角層が肥厚すると、化粧水などの水分は浸透しづらくなり、乾燥したり、肌がくすんだりします。また皮脂や汚れが毛穴につまりやすくなります。
ターンオーバーの乱れで保湿成分が不足
角層のうるおいを保つMNF(天然保湿因子)はターンオーバーの過程でつくられるため、ターンオーバーが乱れると角層の水分保持力は低下。乾燥しやすいだけでなく、外的刺激に敏感になります。
基本の3ステップで健やかな肌へ
肌にゆらぎを感じているときは、基本に立ち返ってベーシックケアを丁寧に行うことが大切です。角層コンディションが整えば、肌は自然とうるおい、それがキメ細やかさや透明感につながっていきます。
STEP1 洗浄

●皮脂分泌が増える春先の肌にはホコリや花粉が付着しやすく、それが肌にとって刺激になる場合も。帰宅後すぐにメイクオフを。
●肌に汚れを残すとターンオーバーを妨げる原因にも。ターンオーバーが行われる夜のクレンジングは特に大切です。
STEP2 水分補給
●春先の肌は水分不足で乾きがち。角層のすみずみまでたっぷり水分を補給しましょう。
●肌の水分量が低下しているとふつい角層が剥がれづらくなります。水分を与えて肌をやわらかく保ちましょう。