美容のプロも実践する「大人の紫外線ケア」って? 美容のプロも実践する「大人の紫外線ケア」って?

紫外線ケアは、美肌づくりの基本。でも、若い頃のケアや間違ったケアを続けていると、かえって老化を進めることにも…。そこで美容・医療ジャーナリスト、ライターの海野由利子さん、美容家の深澤亜希さんに、大人に必要な紫外線ケアについて伺いました。

ずっと同じケアではなく
日やけ止めも見直しを

ープロのお二人から見て、大人の女性の紫外線ケアは充分だと思いますか?

深澤最近は日やけ止めを一年中使うことが当たり前になり、皆さん紫外線ケアに高い意識を持っていらっしゃると感じます。あえて言うなら、日やけ止めはぜひ最新のものをチェックしてほしいということ。スキンケアのなかでも日やけ止めは進化が著しく、高機能のアイテムがどんどん登場しているんです。

海野単純に日やけを防ぐだけでなく、エイジングに着目した商品も増えていますよね。シワは加齢によるものと思われがちですが、紫外線は肌の弾力をつかさどるコラーゲンやエラスチンにダメージを与え、シワの原因となります。若々しくいたいと願う大人ほど、目的に合わせた日やけ止め選びが大切だと思います。

深澤そうですね、「肌老化の原因の約8割は紫外線」と言われているくらいですから。肌老化の予防という観点から言うと、美肌の基本は乾燥を防ぐことなので、保湿力もポイントになってくると思います。

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海野少し前までは、日やけ止めと言うと被膜感があったり、キシキシしたりして使用感が苦手な方も多かったのですが、今はサラッとした感触のものも多いです。長年同じアイテムを使っているという方は、時々見直しすると良いと思います。

深澤他のスキンケアは肌に合うなら頻繁に変える必要はないですが、私自身日やけ止めはできるだけ最新の情報をチェックして、自分に合うものを見極めるようにしています。

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日やけ止めはたっぷり
首・デコルテも忘れずに

ーご自身の日やけ止め選び、使い方のコツを教えてください。

海野紫外線は日やけだけでなく、シワやたるみなどあらゆる肌トラブルの原因になります。そのため私はSPF・PAともに最高値で、できる限り紫外線ダメージをカットできるものを選んでいます。

深澤毎日使うものだから、保湿力などスキンケア効果も重視したいですよね。使い方のコツで言うと、とくに日差しの強い日は朝のスキンケアを念入りにして、日やけ止めを塗ること。私はリゾートに行くのが大好きなのですが、美白※1美容液と日やけ止めのW使いでガードしています。

海野最近の日やけ止めは高機能ですから、正しく使えば炎天下でもきちんと日やけを防いでくれますよね。ひとつ注意していただきたいのは、じつは多くの女性の使う日やけ止めの量が、圧倒的に少ないということ。効果の最大化を狙うなら、「ちょっと多いかな?」という量をたっぷり使うのが正解。目の下など、焼けやすいと感じる部分は重ね塗りするのがベストです。朝塗ったからOKではなく、屋外に出る前などのタイミングで塗り直しも忘れないでいただきたいです。

深澤見落としがちですが、顔だけでなく首・デコルテまで塗ることも大切です。顔はメイクで隠せますが、首・デコルテにシワやシミがあると一気に老けて見えてしまいますから。

海野じつは美容医療でも、首のシワ取りは難しいんです。数年後に後悔しないためにも、首・デコルテのケアはぜひ今日からやっていただきたいです。

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マスクやけ防止にも
内側・外側セットのケアを

ー日やけ止め以外に、大人におすすめしたい紫外線ケアは?

海野最近はマスクの着用が欠かせませんが、摩擦や蒸れでどうしても日やけ止めが落ちやすく、マスクやけにもつながります。汗・皮脂に強い日やけ止め選びも大切ですが、併せて抗酸化作用のある栄養成分を補う内側からのケアもおすすめします。美しい肌を保つためには、皮膚自体が持つ防御力の維持やサイクルを整えることが大切だからです。

深澤外側・内側セットで行う紫外線ケアは、いま注目が集まっていますね。私も抗酸化作用のある緑黄色野菜やサプリメントを意識して摂るようにしています。最近は「美容」といっても、「健康」と限りなく結びついているように感じますね。

海野かつて日やけは美容の領域と思われていましたが、紫外線がもたらす健康への影響は、医学界でも研究が進んでいます。老化を遅らせ病気を防ぐためにも、紫外線は避けるべきという考えはもはや常識です。肌に気をつかう人ほど病気にかかりにくいという研究報告もあって、「身体に良いものを選ぶ」という意識が、健康的に年を重ねることにつながると考えられているんです。

深澤私も美容家として美白※1のメソッドをお伝えしていますが、美白※1というと化粧品で肌をとにかく白くすることだと思われがちです。でも、エイジングの主な原因である紫外線を防ぎ、必要な栄養を摂るという健康の基本を守ることこそ、透明感のある美しい肌を育むためには大切なのだと思います。

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キレイも快適も手に入る
大人にうれしい紫外線ケア

ーこのたび、ミキモト コスメティックスから新たにUVケアシリーズが登場しました。使った感想を教えてください。

海野顔用クリームは、塗るとほんのり明るくなって、肌をキレイに見せてくれると感じました。伸ばすと透明になるので、ハイライト効果を出したい箇所には厚めに塗るなど、自分なりにアレンジするのも良いと思います。

深澤なめらかなテクスチャーで、伸ばしやすくて重ね付けも簡単で良いですよね。保湿力が高く、安心感のある使い心地は、大人にはぴったり。うちは室内でも日当たりが強くて、いつもお昼すぎに肌の乾燥が気になってくるのですが、1日中気にならずに過ごせたのには驚きました。ボディ用も塗ってすぐに服が着られるくらい、さらっとしたテクスチャーがお気に入りです。

海野出かける前に使うものだから、塗って気持ちいいと感じる使用感は大事ですよね。

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深澤それでいてSPF・PA最高値だから普段使いから炎天下のレジャーまで、幅広く使えるのもうれしいです。先ほどの内側・外側の両面ケアという考え方からすると、飲んで紫外線をケアする機能性表示食品の『ホワイト インナーブロック』※2をインナーケアとしてプラスするのもより心強いですね。

海野紫外線は浴びた後のケアも肝心ですから、抗酸化作用を持つアスタキサンチンが手軽に摂れるのは、忙しい方には助かると思います。こうした外側と内側のケアを上手に取り入れて、たくさんの大人の女性にすこやかな美しさを目指していただきたいです。

※1メラニンの生成を抑制し、シミ、ソバカスを防ぐこと。 ※2機能性表示届出での商品名は「ミキモト コスメティックス ホワイト インナーブロック」 【分類】 機能性表示食品 【届出番号】 F599 【届出表示】 本品にはアスタキサンチンが含まれます。抗酸化作用を持つアスタキサンチンは、紫外線刺激から肌を保護するのを助ける機能性、紫外線を浴びた肌を乾燥から守り、肌のうるおいを守る機能性が報告されています。

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海野 由利子

Yuriko Umino

美容・医療ジャーナリスト、ライター

『装苑』(文化出版局)編集部にてファッションと美容を担当後、独立。雑誌の企画・取材・執筆などを手がける。取材対象は美容、美容医療に関わる皮膚科、形成外科、美容外科、婦人科、予防医療分野まで幅広い。ジャーナリストの知見を活かし、商品開発やマーケティング・PRにおけるアドバイザーの役割も担う。

深澤 亜希

Aki Fukasawa

美容家

女性誌・広告やTV出演・WEB監修・商品開発・イベント出演などを行い、独自の美容法を発信。著書に『人より輝く魔法』(宝島社)『白ツヤたまご肌のつくりかた シミのできない魔法の美白ルール40』(三空出版)『7日間で恋もキレイも手に入る!魔法の美人プログラム』(大和書房)など。

[衣装] 海野:白ローンブラウス/ヤッコマリカルド ネックレス、バングル/アビステ 深澤:ホルターネックドレス/M.ROMAN 2